文字を使わないプログラミング言語-ビスケット

『ビスケットであそぼう 園児・小学生からはじめるプログラミング』

ビスケットは、幼児、小学生から使えるプログラミング言語です。文字を使わないので、幼児でも自分の創意工夫を楽しむことができます。
一方、大人にとっては、最初は「説明が欲しい!」「どうやって使うの??」と戸惑います。そんな時、本書『ビスケットであそぼう 園児・小学生からはじめるプログラミング』は、使い始めからゲーム作成という本格的なプログラミングまでを導いてくれる、頼れるガイドブックとなります。

初めてでもたっぷり遊んで学べる、22種類のプログラム

本書では、5段階の難易度と4歳以上・6歳以上・8歳以上・10歳以上の5段階の対象年齢別に、全22種類の様々なプログラムが紹介されています。
最初は画面内にあるボタンの機能解説や、ごく簡単な絵を動かしてみることで、ビスケットの一番基本的な使い方である「絵を描いて、メガネで命令して動かす」ことを教えてくれます。
絵を描くことに抵抗がある人でも、描きやすい例が載っているので安心してまねて試してみることができます。

本書を通して広がる世界

本に掲載されている順番に沿って、魚を泳がせてみたり、じゃんけんしてみたり、幾何学模様のアニメーションを楽しんだり、音を鳴らしたり…。
ひとつひとつを体験してゆくうちに、ビスケットで実現できる世界の広さを知ることができます。
そしてさらに「本に書いていないけど、こんなこともできるかな?」という遊び心を刺激してくれる設計になっているのです。
最後には、カラーボールの色をそろえて消す、本格的なゲームを作ることができました。
大人も子どももムキになってプレイしてしまうほどの出来栄えです。

 

スマホ一つで試せる!

ビスケットというアプリ(WEBブラウザ版もあります)の大きなメリットの一つは、タブレットだけでなくスマホにも対応していることです。

画面の広さの制約はあるので複雑なものはタブレットやPCで作るのが良さそうですが、操作はスマホ・タブレット・PC共通です。
気軽に始められるスマホで、最初の方をやってみるのもおすすめです。

ビスケットは、「コンピューターを育てる」考え方が学べるプログラミング言語

本書の特徴として、プログラミングだけではなく、解説記事も充実していることが挙げられます。
「教えて!ハカセ コラム(親子向け6本、大人向け2本)」では、著者の一人、ビスケットの開発者である原田泰徳さんによる、コンピューターについての基礎知識やプログラミング教育に関するわかりやすい解説が掲載されています。
また、巻頭、巻末での推薦者及び執筆者がビスケットで実現したい世界について語っているのを読むと、ビスケットの奥深さを感じることができます。

コンピューターの動かし方を学ぶだけのプログラミングでなく、コンピューターに何をさせるのかを考え、「コンピューターを育てる」ための練習となるプログラミングであるというビスケットの開発思想に触れて、是非多くのこどもたちに遊んでほしい教材だと感じました。

ブックデータ

出版社 翔泳社
著者 合同会社デジタルポケット、原田康徳、渡辺勇士、井上愉可里
発売日 2017年03月16日
ISBN 9784798143057
価格 1,800円(税別)
仕様 B5・140ページ
分類 プログラミング(その他)

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