コンピュータ科学の考え方を、謎解きで学べる

『テラと7人の賢者』の物語は、小学生の女の子「テラ」がお父さんのパソコンに吸い込まれて始まります。
コンピュータの中の世界で出会った「ビット」というロボットと一緒に旅をして、7人の賢者が持っている魔法のコインを集めます。

7人の賢者たちはそれぞれ、コンピュータ科学を理解するのに重要な考え方を使ったナゾ(クイズ)でテラを試します。

ステージ1 正しい順番を当てろ!(順序を意識して考える)
ステージ2 白黒カードで数当てゲーム(二進法)
ステージ3 白黒ドットでお絵かきゲーム(画像の表し方)
ステージ4 うまくメイレイできるかな?(1つずつ順番に命令を出す)
ステージ5 ひっくり返されたカードはどれ?(チェックのためのデータ)
ステージ6 はん人はだれにケッテイ?(決定木)
ステージ7 ならびかえマシンのひみつをあばけ!(並び替えのアルゴリズム)

カードを使ったパズルに、小学生女子も夢中

二進法を学ぶステージ2をはじめ、いくつかのナゾでは付属しているカードを使って考えます。
魚(ニシン)が1、2、4匹書かれたカードの裏表を目の前に並べながら、3枚のカードで0~7までの数を表す方法を体験します。

小学校2年生の女子と取り組んでみました。
すべての漢字にふりがながつき、カラフルなイラストと大きな文字で構成されているので、子どもにとっては絵本のように読み進めることができます。
カードや色塗りのワークに夢中になり、保護者の私が「続きは明日ね」と言っても、続きのストーリーが気になって読みふけっていました。

コンピュータを使わないプログラミング教育

別冊で「冒険の書」という解説書も付いています。7つのナゾについてより深い理解へ導く子ども向けの解説と、それぞれの技術の日常生活での活用方法の大人向けの解説が掲載されており、参考になります。

 

本書のコンピュータを使わない学習法は、コンピュータ・サイエンス・アンプラグドと呼ばれ、実際にプログラミングをしてコンピュータを動かす方法と並んで、「プログラミング的思考」を伸ばします。

まだコンピュータを触る機会や環境がないお子さんがプログラミング教育、コンピュータサイエンスの初歩として、または既に見よう見まねでプログラミングの体験をしているお子さんが理論を理解するきっかけとして、コンピュータを使わない方法でのプログラミング教育も学校や家庭で多く取り入れられていくでしょう。

出版社 学研プラス
著者 兼宗 進,白井 詩沙香 (監修), 倉島 一幸 (イラスト), Tim Bell(協力)
発売日 2017/6/27
ISBN 978-4052046537
価格 1,620円(税込)
仕様 B5変,22.8 x 18.2 x 1.4 cm,128ページ

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また、オンライン上でも賢者から出される ナゾの一部を体験することができます。
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