学校図書館の蔵書拡張のチャンスです!

一般社団法人情報サービス産業協会(JISA)による、プログラミング教育の推薦図書10冊を全国の小学校100校に寄贈するプロジェクトが進行中です。

原則として先着順で贈られるそうです。
わが校こそ!と思う先生はぜひ急いでリンク先にて応募要項や寄贈の趣旨をご確認ください。
※応募が定数を超えたため募集終了したとのことです。

贈られる「プログラミング教育に関する推薦図書10冊」にはどんな本が?

各校に贈られる本は、コンピュータ出版販売研究機構(CPU)が主催する「プログラミング書籍品評会」で選ばれた「プログラミング教育に関する推薦図書10冊」とのことです。
いったいどんな本が推薦図書に選ばれているのか、細かく見てゆきましょう。

『ルビィのぼうけん こんにちは! プログラミング』(翔泳社)

コーディングは一切用いずに「プログラミング的思考」を育む本、ルビィのぼうけん こんにちは! プログラミング
小学校におけるプログラミング教育を考えている先生ならほとんどのかたが一度は手に取ったことがあることでしょう。
特に後半の練習問題パートを活用して授業を実践している先生もすでに多くいらっしゃり、その様子は関連書『コンピューターを使わない小学校プログラミング教育 “ルビィのぼうけん”で育む論理的思考』で詳しく紹介されています。
さらに教具セット『「ルビィのぼうけん」ワークショップ・スターターキット』も販売されていて、時間のない先生でもすぐに試すことができるのも特筆すべきポイントです。
これら大人向きの2種は、今回の寄贈本には含まれませんが、本書の続編のルビィのぼうけん コンピューターの国のルビィも同じく推薦図書に選ばれています。
こちらは本書の主人公「ルビィ」がコンピュータの国を冒険するお話で、ストーリーを通じてコンピュータの仕組みや部品の働きかたなどを知ることができます。

『ローリーとふしぎな国の物語』(マイナビ出版)

主人公の少女「ローリー」が「ユーザーランド」に迷い込み、旅をしてゆくお話を通じて、プログラミング的思考を学ぶことができるローリーとふしぎな国の物語
多彩で魅力的な登場人物たちとの旅物語は非常に楽しく、あちこちにちりばめられた謎解きに頭をひねっているうちに、自然とプログラミング的思考が身に付きます。
詳しくは当サイトの『教材・本レビュー』コーナーで、12月に詳しくご紹介する予定です。

『できる パソコンで楽しむ マインクラフト プログラミング⼊⾨』(インプレス)

できる パソコンで楽しむ マインクラフト プログラミング⼊⾨は、子どもたちに大人気の「マインクラフト」の指南書です。
インプレス出版からは『できるキッズ』というシリーズで、総ルビつきのJavascriptやScratchなどの本が出ていますが、こちらは通常の『できる』シリーズなのでルビがありません。
しかし、マインクラフトをできるようになりたいという強い欲求がある子どもなら読みこなしてしまうことでしょう。
数々の解説書を出版しているノウハウが存分に活かされており、子どもにもわかりやすい説明です。

『コンピューターとプログラミング』(ひさかたチャイルド)

めくって楽しい大型のしかけ絵本、コンピューターとプログラミング
コンピュータの仕組みや原理、歴史、プログラミングの方法などがぎっしりつまった図鑑になっています。
詳しくは当サイトの『教材・本レビュー』コーナーでご紹介していますのでぜひご参照ください。

『テラと 7 ⼈の賢者(“ナゾとき”コンピュータのおはなし) 』(学研プラス)

小学生の女の子「テラ」がお父さんのパソコンに吸い込まれて始まるテラと 7 ⼈の賢者
7人の賢者が出すいろいろな「謎解き」をクリアして魔法のコインを集め、元の世界に帰ろうとするお話です。
切り取り式のカードやコインが付属しています。学校で扱う場合は、それらの管理に少々工夫が必要となるかもしれません。
詳しくは当サイトの『教材・本レビュー』コーナーでご紹介していますのでぜひご参照ください。

『プログラミング体感まんが ぺたスクリプト』 (技術評論社)

題名には「体感まんが」とありますが、実際には漫画だけでなく、各章ごとの漫画の内容にあわせて、Scratchの解説パートも掲載されているプログラミング体感まんが ぺたスクリプト
子ども向けのScratchの解説本は沢山ありますが、本書のように口語で教えているのはなかなか珍しい特徴です。
漫画の絵柄も線が少ない現代風で、読書習慣があまりない子どもでも気軽に手に取れそうな一冊です。

『ビスケットであそぼう (ぼうけんキッズ)』(翔泳社)

特に低学年向けのプログラミング教材として人気のプログラミング言語「ビスケット」の解説本、ビスケットであそぼう
開発者の原田康徳さんらが執筆しているので内容も充実しています。
詳しくは当サイトの『教材・本レビュー』コーナーでご紹介していますのでぜひご参照ください。

『コンピューター&テクノロジー解体新書 』(SB クリエイティブ)

厚さ約2.8cm、重さ約915g(いずれもベネッセにて計測)の大ボリューム! このコンピューター&テクノロジー解体新書が学校図書館にあったら、いろいろな読み方ができることでしょう。
詳細は当サイトの『教材・本レビュー』コーナーでご紹介していますのでぜひご参照ください。

『プログラミング教室 』(ポプラ社)

小学四年生の男女がScratchを初歩から学んで、自作ゲームを作るまでを描く漫画プログラミング教室
気になるライバルも登場して盛り上がるストーリーに、単に漫画を読み進めるだけでなく、一緒にプログラミングしたくなる気持ちが自然と沸きたてられる本です。
詳しくは当サイトの『教材・本レビュー』コーナーでご紹介していますのでぜひご参照ください。

ぜひ手に取って欲しい本ばかり、納得の10冊。

ごく簡単にですが「プログラミング教育に関する推薦図書10冊」をご紹介しました。
どの本にも良い特徴があり、数あるプログラミング関連の書籍の中からこれら10冊が選ばれたのにも納得が行きます。
様々な個性を持った児童たちそれぞれに、心に残る一冊がきっとあることでしょう。
これからの授業や読書活動での活用、さらにはこういった蔵書の寄贈をきっかけに、来年度のクラブ活動(特別活動)でプログラミングクラブを企画することもできそうです。
各学校での取り組みの促進が大いに期待されます。