2018年10月3日、田園調布雙葉中学高等学校にて、高校3年生の教科情報「データベース」で、ベネッセのオンライン学習教材Proglesson(プログレッスン)を使った授業を実施しました。

ベネッセでは、東京学芸大学附属国際中等教育学校東京都立三鷹中等教育学校などのご協力をいただきながら、オンライン学習教材を利用して反転学習や協働学習とりいれた教科情報の授業支援が可能になるよう、研究開発を進めています。今回の授業もその一環として行われました。

まずデータベースについて学び、次にProglessonに埋め込まれたSQLを使って、データベースのデータ抽出をしました。

データベースに関する調べ学習

授業者の酒屋尚子先生が、「Proglessonにある顧客データベースや医療データベースとは、どういうものかわかりますか?」と生徒に質問すると、あまり要領を得ない顔をしていました。そこで、3班に分かれて、下のモニターに投影されたプリントに記入しながら、データベースに関する調べ学習をしました。先進的な同校ではデジペンを使っているので、生徒が書いた内容がそのまま投影されます。

先生は、「すぐ調べないで、まず想像すること、そのあとで調べて書くこと」と指示しました。班別に、医療データベース、顧客データベース、曲データベースについて調べたことを発表し、理解が深まったようです。

SQLによるデータ抽出

次に、Proglessonでデータ抽出の練習をしました。Proglessonでは、吹き出しによる先生と生徒の会話を読み進めながら学びます。

生徒の生活場面で使われそうな、文化祭の備品管理データベースが素材です。ちょうど10月だったので、文化祭というテーマに生徒たちは親近感を抱いてくれたようです。

生徒が実際に使っている備品管理表を見て、無駄な項目がないかどうか考察しながら、必要最低限の情報が含まれたデータベースを作ることから始めます。たとえば、この備品管理表では、「借りた日時」と「返却する日時」がありますが、借りた日時さえわかれば、返却する日時はその7日後なので、「返却する日時」の項目は不要です。また、データの種類をよく見ると、生徒に関する情報と備品に関する情報の2種類になっていますので、もっと整理できないかどうか考えます。

データが整理されたら、実際に、SQLでデータ抽出します。ProglessonではSQLが埋め込まれており、そのまま動的教材として使えるので便利です。

 

equipment_nameなど、タイピングに慣れていない高校生には、SQLコマンドや変数名を打ち込むのが大変そうでしたが、変数名を短くすると意味がとりにくくなりますので、問題文にある文字列のコピペを許して、長い変数名のまま実施してもらいました。

生徒の事後感想

授業後、生徒に先生から4つの質問をしました。質問内容と回答概要は以下のとおりです。

 

1. SQLはどのようなことができますか?

  1. データ管理ができる。
  2. 人の目でデータ抽出すると間違えるが、プログラミングだと大量データから無駄なく短時間に正確にほしいデータを抽出できる。これからも使いたいと思った。

 

2. データベースはどのようなところが便利だと思いますか?

  1. 乱雑なデータを整理整頓できるし、過去データも保存できるので、前に購入した商品など忘れたことも思い出させてくれる。
  2. 莫大なデータを整理し、共有できる。

 

3. データベースのどのようなところが問題だと思いますか?

  1. SQLの文法を覚えるまでが面倒なので、それまでは少ないデータなら紙の方が速そう。
  2. エラーが起こったり、データが削除されたりしてしまったら対処できない。
  3. データを客観視しすぎて、顧客の心情を汲み取れないこと。

 

4. 授業全般の感想を自由にコメントしてください。

  1. 初学者でもわかりやすい講座だった。
  2. これからの社会で必要なことだと感じた。
  3. わかると楽しいけど、わかるまでが難しい。
  4. 活用できるようになりたい。

 

Proglessonを授業に導入したいと思われた先生は、問い合わせフォームからお知らせいただければ幸いです。